女性向け検査について

目次

乳がん検査

現在、「マンモグラフィ検査」と「乳腺エコー検査」を行っております。乳房の視触診は行っておりません。医師に検査についてご相談されたい場合は、受付時にお声がけください。
月に一度の自己触診(セルフチェック)をお勧めしています(閉経前の方は生理後1週間目に行ってください)。

マンモグラフィ検査

乳房全体〜脇の下までを入れた写真を左右2枚ずつ撮り、異常がないかを調べます。乳房全体の観察ができます(特に年齢が高くなると観察しやすくなります)。

検査費用:5,500円(税込)

  • 放射線を使った検査になりますので、多少の被曝があります。
  • 乳腺を圧迫して検査をしますので、多少の痛みがあります(乳腺が柔らかくなる生理後1週間位がお勧めです)。
  • 20〜30歳代の方は高濃度乳腺(乳腺内部が白っぽく写る)となり、乳腺内部が観察し難い場面があります。
  • 妊娠・授乳中はできません。
  • 豊胸術後・ペースメーカー術後はできません。

乳腺エコー検査

乳腺に超音波を当てて局所の観察をします。

検査費用:4,400円(税込)

  • 乳腺を圧迫しませんので痛みはありません。
  • 高濃度乳腺の方でも、乳腺内部の観察ができます。
  • マンモグラフィ検査ができない方でも検査可能です
  • 乳房や乳頭の境目など描出困難な場所があります。
  • 乳房が大きい方は多少の時間がかかります。
  • 石灰化の抽出はマンモグラフィ検査の方が優れています。

子宮がん検査

※当センターでは子宮体部のがん検査は行っておりません。

子宮頸部細胞診

子宮頸部の粘膜を拭い、異常な細胞がないかを調べます。

検査費用:3,300円(税込)

  • 内診台に上がっていただきます。
  • 綿棒や専用のブラシで子宮頸部を拭いますので、多少の痛みが出る方がいます。
  • 生理中はできるだけ避けてください。

経膣エコー検査

膣から専用のエコー器具を挿入し、子宮・卵巣の観察を行います。

検査費用:5,830円(税込)

  • 生理周期により変化があります。
  • 器具を挿入する際、不快に感じる場合があります。
  • 生理中はできるだけ避けてください。

更年期に関する検査

閉経(月経がこなくなって1年経過した時点)の前後5年の10年間を更年期といいます。平均45歳〜55歳に閉経を迎えるといわれています。
この期間に身体に原因となる明らかな異常がないにも関わらず、日常生活に支障を来している状態を更年期障害といいます。

閉経後の判断

FSH≧40mIU/mL かつエストラジオール(E2)≦20pg/mL

改善方法

基本的に睡眠・食事・運動などの生活習慣の見直しと改善が大切です。
薬物療法;ホルモン補充療法、漢方薬、向精神薬、その他の対症療法

当センターでの更年期についての検査

以下の3つセットで検査します。当日追加検査が可能です。

セット検査費用:19,800円(税込)

 女性ホルモン値

採血し、女性ホルモン値を測ります。生理周期で多少変動します。閉経パターンか否かが分かります。

 腸内フローラ

腸内細菌を調べる検査です。

  • 専用容器をお渡し致しますので、採便後郵送してください。
  • 現在の食生活や腸の状態が分かり、今後の生活習慣改善の参考になります。また、エクオール(女性ホルモン類似作用)産生菌の有無を調べます。
 骨密度

閉経後低下すると言われている骨密度について調べます。

簡易更年期指数(SMI)

下の表を参考に合計点数を計算してください。

症 状症状の程度
01 顔がほてる10630
02 汗をかきやすい10630
03 腰や手足が冷えやすい14950
04 息切れ、動悸がする12840
05 寝つきが悪い、または眠りが浅い14950
06 怒りやすい、すぐにイライラする12840
07 くよくよしたり、憂うつになることがある7530
08 頭痛、めまい、吐き気がよくある7530
09 疲れやすい7420
10 肩こり、腰痛、手足の痛みがある7530
合計点数が…
0〜25点

上手に更年期を過ごしていて、今のところ問題ありませんが、年1回の健康診断を受けましょう。

26〜50点

バランスの良い食事、適度な運動を行い、無理のないライフスタイルを送り、更年期障害の予防に努めましょう。

51〜65点

産婦人科または更年期外来、閉経外来、女性外来を受診し、薬などによる適切な治療、生活指導、カウンセリングを受けましょう。

66〜80点

長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。

81〜100点

各科の精密検査を受けましょう。更年期障害のみであった場合は、産婦人科または更年期外来、閉経外来、女性外来などで長期の計画的な治療が必要でしょう。

目次
閉じる