必ずお守りいただきたいこと
- 検査前日と検査当日は激しい運動(ジョギング、水泳、サイクリングなど)を控えてください。
- 検査6時間以上前から絶食してください。糖尿病を罹患されている方は前日の夕食後以降絶食してください。
FDG はブドウ糖に似た成分ですので、糖分を含む飲み物は飲まないでください。お水やお茶は、FDG を尿とともに体外ヘ排出しやすくするので、飲んでもかまいません。 - 糖尿病で血糖降下薬ならびにインスリン注射を行っている方は、検査当日の使用は中止して下さい。
但し、中止の判断が難しい場合は、あらかじめ主治医の先生と当院の医師が相談して決めますのでご連絡下さい。
線虫がんリスク検査(N-NOSE)について
当センターでは線虫がんリスク検査(N-NOSE)は実施しておりません。また、他施設にて行われた検査結果についての説明は行っておりません。ご質問等は検査を施行された施設にご確認ください。
線虫がんリスク検査(N-NOSE)についての当センターの見解
当センターの線虫がんリスク検査の見解は以下の通りです。
ご一読いただき、がん検診のご予約をいただきますよう、お願い申し上げます。
線虫がんリスク検査が陽性判定となっても、どの部位のがんであるのかは全く不明であり、そのため全身のがん検索目的でPET-CT 検査を勧められているようです。
PET-CT 検査は世界中で認められている検査であると同時に放射線被爆というリスクがある検査です。さらに非常に高額である事もご理解ください。
しかしながら、このようなPET-CT 検査でも検出できないがんもあります。
当センターでは、科学的根拠に基づいたがん検診(大腸・胃・肺・乳・子宮)ならびにPET-CT検査にて、がんの早期発見に努めております。
従って、線虫がんリスク検査の結果とは異なる判定が出る場合があります。
線虫がんリスク検査が陽性でもがんが発見できない場合(線虫がんリスク検査は偽陽性)、線虫がんリスク検査が陰性でもがんが発見される場合(線虫がんリスク検査は偽陰性)があります。
このような判定結果を生む危険性(誤解を生む恐れ)があり、かつ何のがんか不明のままで受診者が不安を感じてしまう線虫がんリスク検査に関しては、現段階では科学的根拠に乏しい点から、当センターでは実施しないこととしております。
事前相談が必要な方
以下に該当する方は、PET/CT検査が実施できるかどうか医師が判断いたしますのでご相談ください。
1)閉所恐怖症の方
PET/CT装置はドーム状の機械で、検査中はその中を通過します。
どうしても我慢できない場合は対策をとりますので、あらかじめ医師にこ相談ください。
2)血糖値が高い方
糖尿病など血糖値が高い方の場合、FDG が筋肉や脂肪へ集積しやすい傾向にあるため、がんへのFDGの集積が低下します。そのため診断精度が下がる場合があります。
PET/CT検査が実施できるかどうかについては、医師にご相談ください。
3)妊娠中や妊娠の可能性のある方
FDGは、微量の放射性物質を含んでいますので、妊娠中、または妊娠の可能性のある方は原則として検査が受けられません。妊娠中や、妊娠の可能性のある方は必ず医師にお申し出ください。
4)電子機器をご使用中の方
心臓ペースメーカー、埋込型除細動器(ICD)、持続血糖測定器、補聴器等の電子機器をご使用中の方はお申し出ください。検査によってはお受けになれない場合があります。
持続グルコース測定器(リブレ等)及びインスリンポンプを装着されたまま検査はできません。機器を外しても良いか、事前に主治医へご確認ください。